眼内レンズ

眼内レンズは直径6mm程で、後嚢に固定するためにループがついています。一度挿入すれば、取り替える必要はありません。
手術は局所麻酔で行われます。手術時間は目の状態によって異なりますので、ご相談ください。

眼内レンズによって焦点が合う距離の数が異なります。
どの距離に焦点を合わせたいかをよく考えてレンズを選びましょう。

焦点距離によっていくつかの種類に分類され、種類によって見え方や費用が異なります。
どの眼内レンズを使用するかは、普段の生活スタイルなどを考慮しながら、医師と相談して決定しましょう。
※焦点が合っているところでも、場合によっては眼鏡が必要なことがあります。


※1 選定療養が適用となるのは多焦点レンズである2焦点レンズ、3焦点自然視覚レンズ、焦点深度拡張型視覚レンズです。
※2 実用的な近方距離:細かい字を読む場合等に近方用の眼鏡が必要になる可能性があります。

単焦点レンズ

ピントを合わせた距離のものが非常にクリアに見えますが、それ以外はぼやけて見えるため、眼鏡が必要です。

2焦点レンズ

2つの距離にピントが合います。

「遠距離ー近方距離」「遠距離ー中間距離」の2種類があり、調節されていない距離は見えづらくなります。

3焦点自然視覚レンズ

遠距離・中間距離・近方距離の3つの距離にピントが合います。

すべての距離が見えやすくなるので、なるべく眼鏡を使いたくない方などに向いています。

焦点深度拡張型自然視覚レンズ

遠距離・中間距離から実用的な近方距離まで切れ目なく見えます。

まぶしい光もクリアに見えるため、眼鏡の使用頻度を減らしつつ、夜間に自動車も運転したい方などに向いています。