Myopine(マイオピン)
お子様の近視進行を抑制するための目薬です。
山村眼科では、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に、アトロピンを配合させた点眼薬「マイオピン」を取り扱っています。
Myopine（マイオピン）とは
マイオピン（低濃度アトロピン点眼薬）は、近視の進行を抑制する効果が確認されている点眼薬です。
1日1回点眼することで近視の進行を抑制することができます。
主に対象となるお子様
・ 軽度または中等度の近視の方
・ 4歳〜12歳のお子様
マイオピンの特徴
・1日1滴、就寝前に両眼に点眼
毎日必ず就寝前に一滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法になります。
・副作用がほとんどなく、近視の進行抑制に適した目薬
・近視の進行を平均50〜60％抑えることができるとされている
・近見視力（近くを見る視力）への影響はほぼなし
目の遠近調節機能（手元を見る作業）に殆ど影響を与えません。よって近見視力の低下にあまり影響を与えず、近用に眼鏡も不要と言われております。
※近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも２年間継続して使用することで何もしない方と比べ近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。
・日中の光のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要です。
処方の流れ
まずは、お子様の視力についてスタッフ・院長までお問い合わせ、ご相談ください。
よくあるご質問
Q. どれくらいの期間、治療を継続したらいいのでしょうか？
A. 成長期の間は治療を継続することが望ましいとされていますが、効果には個人差があるため、治療開始後は定期的に眼科を受診してください。
Q. マイオピンを点眼することで視力が回復したり、近視が治ったりすることはありますか？
A. 治療をすることで視力が回復したり、近視が治ったりすることはありません。お子様の近視の進行を緩やかにすることが治療の目的となります。
Q. 副作用はどんなことがありますか？
A. 点眼後7〜8時間程度、薬の作用で散瞳（黒目が大きくなる）することでまぶしさを感じたり、ぼやけて見えることがありますが、必ず就寝前に点眼をしていただければ、翌日の生活には特に問題はありません。日中も症状が続く場合は、処方医にご相談ください。
Q. 点眼を忘れてしまった場合はどうすればいいですか？
A. 夜に点眼を忘れてしまった場合は、次の日の夜に点眼をしてください。散瞳による影響が出てしまうため、日中の点眼は避けるようにしてください。
Q. メガネやコンタクトレンズとの併用は可能ですか？
A. 可能です。コンタクトレンズは外した後に点眼して下さい。